薬物療法
8)薬物療法
リンパ浮腫に効く薬はほとんど無いのが実情です。
利尿剤は原則的に用いません。リンパ浮腫では下肢または腕にだけ蛋白と水分が貯まっており、全身の水分が多いわけではないので、全身の水分を尿として強制的に出してしまう利尿剤では、決して治らないのはお分かりと思います。かえって身体のバランスを崩し(特に電解質のカリウムの消失や脱水)、また習慣性になり利尿剤を飲まないと尿が出にくくなることも多いようです。しかし一方で、利尿剤で体内の水分を引きますと患肢が細くなるのも事実で、電解質のバランスが崩れないよう、また癖にならないように注意しながら少量を使うことも あります。この目的で漢方薬を用いることもあります。
蜂窩織炎を起こした時は抗生物質を使います。(6:蜂窩織炎が起きた場合参照)この場合は適宜利尿剤も効果的です。
皮膚が硬くなった場合は尿素製剤(ケラチナミン軟膏®)が有効です。
利尿剤は原則的に用いません。リンパ浮腫では下肢または腕にだけ蛋白と水分が貯まっており、全身の水分が多いわけではないので、全身の水分を尿として強制的に出してしまう利尿剤では、決して治らないのはお分かりと思います。かえって身体のバランスを崩し(特に電解質のカリウムの消失や脱水)、また習慣性になり利尿剤を飲まないと尿が出にくくなることも多いようです。しかし一方で、利尿剤で体内の水分を引きますと患肢が細くなるのも事実で、電解質のバランスが崩れないよう、また癖にならないように注意しながら少量を使うことも あります。この目的で漢方薬を用いることもあります。
蜂窩織炎を起こした時は抗生物質を使います。(6:蜂窩織炎が起きた場合参照)この場合は適宜利尿剤も効果的です。
皮膚が硬くなった場合は尿素製剤(ケラチナミン軟膏®)が有効です。
■ 実際の方法
1) 蜂窩織炎を合併した場合は抗生物質を服用する。
2) 皮膚の角化には尿素製剤(ケラチナミン軟膏®)が有効である。
3) 利尿剤は原則として用いない。
2) 皮膚の角化には尿素製剤(ケラチナミン軟膏®)が有効である。
3) 利尿剤は原則として用いない。
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理事長 廣田彰男
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