具体的な日常生活

11)具体的な日常生活

 治療の基本は腫れた腕または脚の周径を①細くすること、と②その維持です。すなわち、朝起床時にすぐに弾性ストッキングまたは弾性スリーブを着用し、夜、入浴時に初めてはずし、就寝時には腕または脚を挙上することにより、現在以上に太くなることを防ぎ(維持)ます。そして、随時、リンパドレナージ等で徐々に細くしていきます。細くしては抑え、抑えては細くして、それを根気よく繰返していくわけです。
 なお、予防段階で、現在弾性ストッキングまたは弾性スリーブを持っておられない場合にはこのような考え方を念頭に置いたうえで、ご自分の負担にならない範囲で、現状の維持もしくは改善を心がけてください。少なくとも予防の目的で弾性ストッキング・スリーブを着用し、リンパドレナージも毎日しなければならない、などということはありません。術後の方も多くの方は放っておいてもむくまないのです。やらないと、むくむ、などの強迫観念だけは持たないよう、お気をつけ下さい。
 医療法人社団広田内科クリニック
         
理事長 廣田彰男
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