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リンパ浮腫診療に関する医療資格について
2021/01/10
リンパ浮腫の複合的治療等に関する取り決めは2016年に発出されています。この中で、重症は200点、それ以外は100点とされたものですが、同時に「施設基準」も出されております。この中に、リンパ浮腫の治療に携わるための資格に触れられていますが、ポイントのみ申し上げますと、”内容、実施時間等について「専門的なリンパ浮腫研修に関する教育要綱」(厚生労働省委託事業「がんのリハビリテーション研修」リンパ浮腫研修委員会)に沿ったものであること”、”研修の修了に当たっては原則として試験を実施”とされておりますが、”更新が必要”とは書かれておりません。医師、看護師、理学療法士、作業療法士、あん摩マッサージ指圧師等の資格同様、一度試験に合格したら更新は不要です。診療を続けるために”更新のためにポイントを取得する”ような仕組みは指示されておりません。「リンパ浮腫診療の資格を維持するために更新しなくてはいけない」との風潮が見られますが誤りです。更新料もかかりますので惑わされないようにご注意ください。簡単に言いますと、新リンパ浮腫研修の試験終了と養成校の実技習得を終えれば、いわゆる資格の更新はありません。詳細はリンパ浮腫の施設基準で検索してみるとよろしいかと思います。