オフィスで座りながらでも手軽にできる予防法の一つが、足関節運動。
つま先を上げる、かかとを上げる、を交互に数回繰り返すもので、1時間ごとに行うのが理想です。
もっと簡単にむくみを予防できる方法が、弾性ストッキングの着用です。足首からふくらはぎへと上にいくにしたがって段階的に圧力値が低くなるよう設計されているため、静脈の血流を心臓に戻す後押しをし、むくみを防ぐのに有効です。
※hPa(ヘクトパスカル)…圧力値を表す国際単位
図:朝と夕方の足の太さの変化
(足のむくみ予防研究会 平井正文先生講演資料より)
※ 1hPa = 0.750062mmHg
女性10名に対して、素足の状態と、圧力が異なる4つの弾性ストッキングを履いた状態で、足の太さの変化を比較しました。
実験の結果から、10.64hPaという弱い圧力でも、むくみの予防効果があり、圧力が強いほど効果が大きいことが分かりました。